「介護の教科書」16回目の原稿を執筆しました。
「遠方の家族が対応しづらい親の介護事故は、
ウェブ会議を活用して弁護士に相談を」
という題名で下記ページに掲載されていますのでご一読ください。
介護の教科書「遠方の家族が対応しづらい親の介護事故は、ウェブ会議を活用して弁護士に相談を」
最近の活動
「介護の教科書」16回目の原稿を執筆しました。
ご相談者の声を更新しました。
有料老人ホーム入所中に、外部の訪問リハビリテーションサービスを受けていた際に大腿骨を骨折し亡くなられた事故について、裁判で和解が成立しました。
座位が安定しない中、端座位で施術を行っていたのですが、ご本人が倒れそうになった時に、大腿部を上から押さえつけて、ボキッと骨が折れたという事故でした。
大腿骨を骨折すると大量出血するのですが、この方も大量出血して輸血を要する状態となり、なんとか手術に持ち込めましたが、手術直後に大量出血のため亡くなられました。
この事案では、施術者が大腿部を直接押さえて骨が折れており、過失は明らかだと思われました。また、大腿骨骨折から数ヶ月以上経過して誤嚥性肺炎で亡くなったような事案でもなく、骨折による大量出血が直接原因となって亡くなっていることから、因果関係も認められると考えられました。そこで、訴訟提起した方が解決は早いのではないかと考え、すぐに訴訟提起しました。
しかし、訴訟提起後、コロナの影響もあってか、被告側の主張が遅々として進まず、最終解決までにかなり時間がかかってしまいました。
最終的には、裁判所の和解勧試に被告も応じる形となり、過失と因果関係が明らかに認められる前提の十分な賠償額で和解することができました。
もっとも、ご遺族としては、事故について謝罪してもらいたいという強いご要望があり、裁判所と協議しながら、なんとか事故について謝罪と受け取れる文言を入れることができました。
謝罪をしてほしいというご要望は比較的多いのですが、その実現はそれほど簡単ではありません。裁判という手段だったからこそ、可能だったと考えています。
「介護の教科書」15回目の原稿を執筆しました。
「介護の教科書」15回目の原稿を執筆しました。
「介護事故に遭ったときの
示談交渉の進め方」
という題名で下記ページに掲載されていますのでご一読ください。
介護の教科書「介護事故に遭ったときの 示談交渉の進め方」
「介護の教科書」14回目の原稿を執筆しました。
「介護の教科書」14回目の原稿を執筆しました。
「認知症の利用者が徘徊で行方不明に!
もしもの場合に施設の責任はどうなる?」
という題名で下記ページに掲載されていますのでご一読ください。
介護の教科書「認知症の利用者が徘徊で行方不明に! もしもの場合に施設の責任はどうなる?」
「介護の教科書」13回目の原稿を執筆しました。
「介護の教科書」13回目の原稿を執筆しました。
「認知症患者が窓から転落!
施設の安全性と事業者の工作物責任について開設」
という題名で下記ページに掲載されていますのでご一読ください。
介護の教科書「認知症患者が窓から転落! 施設の安全性と事業者の工作物責任について開設」
ご相談者の声(介護事故)を更新しました。
訪問入浴の入浴介助の際に,腰椎圧迫骨折をした事故について,裁判で和解が成立し解決しました。
事故後,相手方事業所は責任を認めるような対応をし,治療費なども払ってくれていたのですが,途中で相手方に代理人弁護士が就き,過失はなく損害賠償責任はないという対応に変わりました。
代理人も就いた上で過失がないと主張している以上,裁判になる可能性が非常に高いと考え,過失の主張・立証についてそれなりに準備をしてからの提訴となりました。
高齢で要介護状態にある方の後遺障害については,裁判所としても認定が困難ですので,損害の算定が非常に難しい事案でしたが,過失があり賠償責任があることを前提に,一定の後遺障害損害も考慮した和解が成立し,良かったと思います。
後遺障害のためご本人は移動が困難であったため,ZOOMを用いて打合せをさせていただいたのも,本件の特徴でした。
⇒ ご相談者の声
ご相談者の声(介護事故)を更新しました。
入所していた施設で,移動方法について予め決められた手順を守らず,その結果転倒して骨折した事案で,示談が成立しました。
一般的に,弁護士は,このような事故の場合,代理人となって交渉することになります。しかし,本件では,ご本人は病院に長期間入院しておられ,窓口となられたお子様も遠方にお住まいでしたので,直接依頼を受けるという形ではなく,継続的に法律相談をお受けしアドバイスさせていただくという形で,関わらせていただきました。
どのような事案でも,このような形で解決するとは限りませんが,Web会議を用いることで,無事解決に至り良かったと思います。
⇒ ご相談者の声
ご相談者の声(介護事故)を更新しました。
入所していた老健で転倒・骨折した事故に関し,無事示談が成立しました。
介護事故の場合,共用スペースでの事故の場合はビデオに状況が録画されている場合もあります。このケースでは,ご家族の方が事故後に施設にかけあって,録画されたビデオを入手してくれており,転倒の状況がはっきりと確認できました。
施設側と交渉を開始したものの,施設側の対応が非常に遅く,特に保険会社と施設の意思疎通がスムーズでないようで,なかなか話が進みませんでした。介護事故の示談交渉において,保険会社の対応や検討に時間がかかり,交渉がなかなか進まないケースは多く,この件も最終的には施設側に代理人が就任して,話し合いがまとまりました。
移動が困難なご本人の意思確認を,ZOOMを用いて行ったのも,この件の特徴でした。
介護事故の場合の後遺障害の評価は難しいのですが,後遺障害もある程度認めた上での示談成立となり良かったです。
⇒ ご相談者の声
「介護の教科書」12回目の原稿を執筆しました。
「介護の教科書」12回目の原稿を執筆しました。
「高齢者がもらえる慰謝料は低い!?
死亡事故でも判例はさまざま。
介護事故における賠償額を解説します!」
という題名で下記ページに掲載されていますのでご一読ください。
介護の教科書「高齢者がもらえる慰謝料は低い!? 死亡事故でも判例はさまざま。 介護事故における賠償額を解説します!」
「介護の教科書」11回目の原稿を執筆しました。
「介護の教科書」11回目の原稿を執筆しました。
「介護事故の損害賠償請求と成年後見制度
被害者家族は代理人になれない!?
判断能力が不十分なら後見人が必要です」
という題名で下記ページに掲載されていますのでご一読ください。
介護の教科書「介護事故の損害賠償請求と成年後見制度 被害者家族は代理人になれない!? 判断能力が不十分なら後見人が必要です」